知っておくと便利!トナーカートリッジ1つで印刷できる枚数とは?

コピー機・プリンターを使用するには、当然「トナー」が必要になり、消耗品であることはご存知かと思います。

そこで、コピー機やプリンターの「トナー」は1つで、何枚くらい印刷できるのか?と、気になる方は多いのではないでしょうか。いくら消耗品といっても、コストはかかるので効率よく利用していきたいものです。

そこで今回は、コピー機の「トナーカートリッジ」、1つで何枚印刷ができるのか、ご紹介いたします。

1.コピー機インクの「顔料タイプ」「染料タイプ」の特徴と違い

トナーは基本的にコピー機の「消耗品」として、なくなれば交換しなければ使用できません。
そこで、実際にコピーや印刷は何枚程度が目安なのか?

まず、メーカーが発表している印刷枚数の目安は、「A4サイズの用紙に印字する黒部分が5%として、トナー1gで15~20枚程度が目安」となっています。それを1本あたりに換算すると、約5,000~20,000枚が目安の枚数になります。

つまり、A4用紙で文字や表などの印刷部分が5%程度なら、連続印刷すると5,000~20,000枚が印刷できるということです。

しかし、その印刷枚数はあくまでも目安でしかありません。車に例えるなら「燃費」というものがありますよね。これはコピー機・複合機にも当てはまることで、発表値の70%程度と考えておく必要があります。

「5%原稿(黒の部分)」は、ISO/IEC 19798の規程

ISO/IEC 19798は、トナーカートリッジの印刷可能枚数の測定方法の標準化を目的とした規格です。本規格によるトナーカートリッジの印刷可能枚数およびランニングコストは、ISO/IEC 19798で規定された標準データ(5枚一組)をA4サイズで連続印刷した場合の測定値になります。

そこで、メーカー純正トナーは、どのように印刷枚数を設定しているのかメーカーの基準を見てみましょう。

「5%原稿」は上記のような感じ。これを基準に測定されているそうです。

「5%原稿」は上記のような感じ。これを基準に測定されているそうです。

出典:日経トレンディネット

■RICOH(リコー)

A4サイズで「ISO/IEC 19752」に準拠(約5% 原稿)し、印字濃度が工場出荷時初期値設定の場合の目安です。実際の交換サイクルは用紙サイズ・種類、用紙方向、1ジョブあたりの連続印刷ページ数、原稿の内容などによって異なります。

■Canon(キヤノン)

印刷可能ページ数は弊社評価環境において、A4普通紙に5%印字比率で片面連続印刷した場合です。A4用紙に5%の印字とは、「A4サイズに打ったレター文書」を目安にし、印字不可領域を含むA4全面に対しての5%印字です。

以上の様に、大半のコピー機メーカーでは、Webページを見てみると分かりますが、「ISO/IEC 19798」の規程によって、印刷可能枚数を設定しているのです。

2.まとめ

トナーカートリッジ1つで何枚印刷できるのか?という説明でしたが、「ISO/IEC 19798」の規程が全てです。ということは、あくまでも目安として認識しておく必要がありそうです。メーカー発表の印刷可能枚数が5,000枚なら、その70%の3,500枚くらいが印刷できる枚数となりますね。

もちろん、印字する内容によって左右され、用紙の中に■(ベタ)の部分か多いと印刷枚数は少なくなります。要するに、メーカー発表の印刷可能枚数は性能面の基準としてみると良いかもしれませんね。