環境に関する賢い選択を国民運動「COOL CHOICE」のロゴを表示したキヤノン(Canon)の使用済みトナーカートリッジの回収箱

環境に関する賢い選択を国民運動「COOL CHOICE」のロゴを表示したキヤノン(Canon)の使用済みトナーカートリッジの回収箱

コピー機(複合機)を使っているとたびたび交換が必要なのが「トナーカートリッジ」ですよね。
その使用済みのカートリッジの処分に困ったことがありませんか?

現在では、街中でも家電量販店やPCショップなどに回収BOXが設置され、リサイクル品として再利用されています。それとは別に、メーカーの純正のトナーカートリッジが対象になりますが、各メーカーで無料の回収サービスを行っています。

その利用方法は、メーカーによって異なり、回収拠点まで持ち込んだり、専用の回収箱を取り寄せてメーカーに送付する方法が一般的なものになります。

そこで今回は、大手コピー機メーカー、

・Canon(キャノン)
・RICOH(リコー)
・Fuji Xerox(富士ゼロックス)
・SHARP(シャープ)
・KYOCERA(京セラ)

以上、5社のトナーカートリッジ回収サービスの内容をご紹介いたします。

1.5メーカー各社のトナーカートリッジ回収サービス内容とは

それでは、トナーカートリッジ無料回収サービスを行っている、

・Canon(キャノン)
・RICOH(リコー)
・Fuji Xerox(富士ゼロックス)
・SHARP(シャープ)
・KYOCERA(京セラ)

以上、大手5メーカーのサービス内容をご紹介いたします。全ての対象は「メーカー純正品」に限ります。

➀「CANNON(キャノン)」

1990年、キヤノンは世界に先駆けて「トナーカートリッジ回収リサイクルプログラム」を開始し、1996年には「インクカートリッジの回収リサイクル」をスタートしました。

以来、「地球環境保全と資源の有効活用」を目的とし、使用済みカートリッジのリサイクルを続けています。回収した使用済みカートリッジは埋め立てることなく、すべてを資源として有効利用しています。

その方法としては、使用済みカートリッジの回収と環境保全・社会貢献活動のつながりとして、トナーカートリッジに関しては以下の2通り用意されています。

①ベルマーク回収(学校などへの持ち込み)

学校などで集めたカートリッジをキャノンに送ると内容と数量が確認され、キヤノンから「ベルマーク」点数発行証明書が送られてきます。
その点数証明書をベルマーク財団に送ると、ベルマーク預金口座に点数が加算され、学校の教育機材購入などに利用できます。

②訪問回収・集合箱宅配・回収窓口

訪問回収:キヤノンと日本通運の提携により、一本から使用済みトナーカートリッジの訪問回収無料で行っています。

集合箱宅配:使用済みトナーカートリッジの数が多い方には、集合回収専用箱をご用意しています。
大箱タイプトナーカートリッジ回収専用箱(1箱に8本程度入ります。)
小箱タイプトナーカートリッジ回収専用箱(1箱に4本程度入ります。)
回収窓口:全国でお近くの回収拠点までお持ち込みください。

以上のようなサービスを行っています。

キヤノン(Canon)では、1990年から世界に先駆けて「トナーカートリッジ回収リサイクルプログラム」を開始し、1996年には「インクカートリッジの回収リサイクル」をスタートさせました。

キヤノン(Canon)では、1990年から世界に先駆けて「トナーカートリッジ回収リサイクルプログラム」を開始し、1996年には「インクカートリッジの回収リサイクル」をスタートさせました。

出典:キヤノン(Canon)

RICOH(リコー)

リコーでは環境保全を経営の優先課題の一つとして、使用済みトナーカートリッジ製品の回収・リサイクルを積極的に行っています。回収後は、リコー品質基準に基づいて再生・出荷されるほか、分解・分別・洗浄・検査を行い、リユース部品として生産ラインへ供給しているものや、マテリアルリサイクルされているものもあります。より高い再資源化を実施すべく、回収量の確保・回収品質の向上を推進しています。

その回収方法には以下の2つが用意されています。

①配送と同時回収ご希望の場合

購入の販売会社・販売店へ連絡する。リコー製品の次回ご注文時に『回収品あり』の旨ご連絡ください。ご注文製品納入時に回収いたします。地域より納入と回収が別になります。

②回収のみご希望の場合

購入の販売会社・販売店へ連絡する。回収のみでも対応しています。
単独で「回収品あり」の旨ご連絡いただければ、1本でも回収にお伺いいたします。

リコーグループではグリーンセンター(回収センター)や再生センター、リサイクルセンター、プラスチック部品メーカーなどとのネットワークを構築。全国から回収したカートリッジなどを高い経済効率で再生・リサイクルしています。

リコーグループではグリーンセンター(回収センター)や再生センター、リサイクルセンター、プラスチック部品メーカーなどとのネットワークを構築。全国から回収したカートリッジなどを高い経済効率で再生・リサイクルしています。

出典:リコー(RICOH)

Fuji Xerox(富士ゼロックス)

富士ゼロックスでは、地球環境保全活動の一環として資源を有効に利用するため、商品の総合的なリサイクルシステムの構築に取り組んでいます。『ご使用を終えられました プリンターおよびフェイザーカラープリンター商品の弊社製カートリッジ(トナー/ドラム)をお譲りくださいますようお願い申し上げます。』として、トナーカートリッジの無償回サービスを行っています。

回収の申し込みは、Webページで申し込みができます。また、FAX、電話でもお申し込みいただけますが、土曜日の電話受付は午前中のみとなります。

回収するカートリッジの梱包等については、外観傷、破損および輸送時のトラブルを防止するため、カートリッジの購入時に使用していた梱包材(梱包箱、ビニール袋、および緩衝材)を利用することになります。

富士ゼロックス(Fuji Xerox)

世界的なシェアを誇る富士ゼロックスでは、海外でのリサイクル施設の建設にも力を入れています。
富士ゼロックス(Fuji Xerox)

SHARP(シャープ)

シャープでは、地球を取り巻く環境保全と資源の有効活用を行っていくために、使用済みのトナーカートリッジの回収を推進しています。
以下の機種について、使用済みとなった力-トリッジをリサイクルセンターにて回収をしています。

コピー機(複合機)メーカー5社のトナーカートリッジ回収サービス

出典:シャープ(SHARP)

カートリッジ回収については、以下の手順になります。
➀シャープの複写機または複合機から空になった力-トリッジを取り出し、新しい力-トリッジの個装箱に入っているビニール袋に人れて閉じてください。

コピー機(複合機)メーカー5社のトナーカートリッジ回収サービス

➁保管頂いた空き箱もしくは、新しい力-トリッジが入っていた空き箱と梱包材を利用して梱包してください。梱包箱はトナー漏れ防止の為、ガムテープ止めをお願いします。

➂梱包ができたら、日本通運のフリーダイヤルに連絡すれば、使用済みカートリッジを無料(着払い)で引き取りに来てくれます。
【回収専用 フリーダイヤル】 TEL:0800-800-2259

以上のようなサービス内容になります。

KYOCERA(京セラ)

トナーカートリッジを京セラでは、「トナーコンテナ」と呼んでいます。京セラのトナーコンテナは、現像ローラーやクリーニング機構が内蔵されていないため、構造的に簡単で再使用に適した構造になっています。

1998年からトナーコンテナの回収・リユースに取り組んでいます。環境問題も考慮し、プリンターにご利用頂いた使用済みトナーコンテナの無償回収を行い、資源を再利用しています。

回収の申し込みは、Webサイト上のフォームに記入して申し込み方法と、FAXからのお申込みは、専用申込用紙に必要事項を記載していただき、回収受付専用のFAX番号までお願いします。
【トナーコンテナ回収センター】FAX : 03-6447-9502

送付する際の使用済みトナーコンテナの梱包方法は、新しく交換したトナーキットが入っていた箱に再梱包をお願いします。

以上のようなサービス内容になります。

コピー機(複合機)メーカー5社のトナーカートリッジ回収サービス

2.まとめ

トナーカートリッジの回収については、各メーカーともに「地球環境保全」を考慮したサービスを行っています。

現代社会においては、特に日本ではリサイクル文化が広がり、トナーカートリッジに関しても例外ではなく、再利用が当たり前のものとなっています。メーカーによってサービス内容は異なりますが、基本は「無償」なので、純正品に関してはメーカー回収を有効に活用していきましょう。